「となりのトトロ」 サツキとメイどちらに感情移入するか問題と子育て

「となりのトトロ」といえば知らない人はいないぐらいのジブリの名作。

病気になって入院してしまった母のために、父、サツキ(姉)、メイ(妹)の3人がボロの戸建てを借りて生活することになる。そこで子供の時にだけみられるトトロとひと夏の不思議な経験。と、ざっくりいうとこんなお話。

私はトトロやネコバスが可愛くて家にはグッズもあるぐらいこの作品が好きです。

この映画は何度もテレビで放送されますが、そのたびに、私はとにかくサツキがいい子すぎてかわいそうだと思い、メイが自由で無邪気で勝手に出かけて迷惑かけるし本当に嫌い!と思いサツキに感情移入しながらみていました。

そんな中メイに共感する声をSNSで聞き、衝撃を受けました。なぜなら、正直みんなサツキがいい子で、メイがやらかすからあんな大事件になるしメイ迷惑かけすぎ、と思っていると思っていたからです。笑

メイ共感派の意見の抜粋ですが、

  • メイが昔の自分と重なる
  • 病院でサツキばっかり褒めるお母さん、メイも構ってあげて

とのこと。

思わず「え、メイに共感することなんかあるの?」「いいお母さんだよ」とつっこみたいぐらい。「きょうだい児」をこじらせた私は小さい頃、メイを見てこんなわがままな子がいるからこっちはいい子でいないといけないし疲れるんだと思ったものです。そしてわがままできるメイが少し羨ましくもありました。

しかしなるほど、SNSを見るとそんなメイ側の意見もあるのか、面白いものを見たなあと。これはどちらが良い悪いという話ではなく、育ってきた環境で目線ってこんなに変わるのか!と目から鱗でした。

(どうやら大抵の場合長男や長女として育つとサツキ派、末っ子などで育つとメイ派のようです。ただ夫は次男ですがメイに共感はできないみたいなので、これも人それぞれという所に落ち着くようですが。)

そんなどっち派の中で出てきた病院での母親の対応。私は母親もサツキ派だったのかなと思ったのです。

サツキ派の私は今まで特何も気に留めていませんでしたが、上記のメイ派の「病院でサツキばっかり褒めるお母さんどうなの」について。(宮崎駿さんなりの表現意図があるらしいのですが、その辺りは無視したいと思います。)

勝手な私の妄想の結果、表現されている病院シーンだけを切り取ると、このサツキを気にかけることができる(逆にいうとメイを気遣えない)お母さんは長女だったのではないかと思うのです。

サツキ派・メイ派というのは実生活の子育てにも影響があるのかもしれない。親が末っ子の場合は下の子を気にかけがち、親が長子の場合は上の子を気にかけがちじゃないかなと。

最近子だくさんYouTube動画を見たのですが、その親は末っ子育ちで動画でも下の方の子をとにかく褒めるし、構う。実際面白いというか破天荒なことをするのは小さな子なのでしょうがないと思うのですが、兄姉ばかりずるいという下の子の感情を経験しているが故の対応なのかなと思いました。

この動画をみて私は上の子我慢してるなーと思ってました。おそらくこれは自然な感情で、またしてもどっちが良い悪いという話ではない気がします。

トトロ公開時は生まれてもいなかった私が、現在私はサツキとメイの親と同じくらいの年齢になっています。昔から観ていた「となりのトトロ」という作品を通して子育てや兄弟の経験や価値観の違いを知るというなんとも有意義な体験をした話でした。

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