日本語の会議、聞き取りのコツは? (Japanese Meeting)ビジネス日本語 中上級者向け聴解練習|日本語ポッドキャスト japanese podcast スクリプト付
日本語の会議、聞き取りのコツは? (Japanese Meeting)ビジネス日本語 中上級者向け聴解練習|日本語ポッドキャスト japanese podcast
お話しした内容はこちら↓ 日本語(にほんご)での会議(かいぎ)って難(むずか)しいですよね。 普段(ふだん)の会話(かいわ)は大体(だいたい)聞(き)き取(と)れるのに、 会議(かいぎ)になると、急(きゅう)にわからなくなる。 言(い)ってることはわかるのに、意味(いみ)がわからない。 今(いま)決(き)まったの?決(き)まってないの? そんな経験(けいけん)はありませんか。 実(じつ)は日本語(にほんご)の会議(かいぎ)が難(むずか)しい理由(りゆう)は、 日本語力(にほんごりょく)だけではないことがとても多(おお)いんです。 今日(きょう)はなぜ日本語(にほんご)の会議(かいぎ)は難(むずか)しく感(かん)じるのか、 そしてどこを意識(いしき)すると、少(すこ)し楽(らく)になるのかについて、 お話(はなし)してみたいと思(おも)います。
こんにちは萌(もえ)です。 このチャンネルは日本語学習者(にほんごがくしゅうしゃ)の方(かた)が、 日本(にほん)の生活(せいかつ)・仕事(しごと)・会話(かいわ)になれるための、ポッドキャストです。 教科書(きょうかしょ)にはあまり載(の)っていない、日本語(にほんご)や 日本(にほん)で生活(せいかつ)していると、これどうすればいいと感(かん)じる、 リアルなテーマについてお話(はなし)しています。
今日(きょう)は、 「会議(かいぎ)が聞(き)き取(と)れないものの正体(しょうたい)」 についてのお話(はなし)です。
会議(かいぎ)が難(むずか)しい理由(りゆう)の一(ひと)つ目(め)、 スピードが速(はや)いからです。 まずこれは一番(いちばん)多(おお)い理由(りゆう)だと思(おも)います。 会議(かいぎ)はとにかくスピードが速(はや)いんです。 雑談(ざつだん)よりも指示(しじ)よりも日常(にちじょう)会話(かいわ)よりも テンポが一気(いっき)に上(あ)がります。 さらに省略(しょうりゃく)や分(わ)かりにくい指示(しじ)がとても多(おお)いです。 例えば(たとえば)こんな表現(ひょうげん)、 「その件(けん)前回(ぜんかい)の資料(しりょう)ベースで進(すす)めちゃってください」 「ちゃってください」「てしまってください」ですね。 でもこれが分(わ)からなくても、 「その件(けん)前回(ぜんかい)の資料(しりょう)ベースで進(すす)めちゃってください。」 ここで、前回(ぜんかい)・資料(しりょう)・ベース・進(すす)める、 この辺(あた)りが聞(き)き取(と)れれば細(こま)かい文法(ぶんぽう)がわからなくても、 自分(じぶん)がやらなければならない方向(ほうこう)は、なんとなく見(み)えます。 話(はな)すスピードが早(はや)い会議(かいぎ)では 文章(ぶんしょう)として全部(ぜんぶ)理解(りかい)しようとしないことが、はじめは大切(たいせつ)です。 皆(みな)さんは会議中(かいぎちゅう)全部(ぜんぶ)聞(き)き取(と)ろうとしていませんか。 実(じつ)はそれ、まだ日本(にほん)の会議(かいぎ)に慣(な)れていない段階(だんかい)では 一番(いちばん)疲(つか)れる聞(き)き方(かた)です。 初(はじ)めの段階(だんかい)でおすすめなのはキーワードだけ拾(ひろ)う聞(き)き方(かた)。 特(とく)に重要(じゅうよう)なのが、誰(だれ)が・何(なに)を・いつまでに・どうする、 この4つを重点的(じゅうてんてき)にメモするだけでも 会議(かいぎ)の内容(ないよう)はつながってきます。
次(つぎ)に会議(かいぎ)が難(むずか)しい理由(りゆう)の二(ふた)つ目(め)、 語彙(ごい)がわからないという問題(もんだい)です。 次(つぎ)は語彙(ごい)のお話(はなし)です。 特(とく)に業界(ぎょうかい)の言葉(ことば) 専門(せんもん)用語(ようご)がわからないという場合(ばあい)ですね。 これは日本語(にほんご)が母語(ぼご)でも同(おな)じです。 新卒(しんそつ)で会社(かいしゃ)に入(はい)ると同(おな)じような問題(もんだい)が起(お)きたりします。 例(たと)えばこんな言葉(ことば)。 要件定義(ようけんていぎ)・仕様(しよう)・エスカレーション・リリース・バグ。 聞(き)いたことありますか。 これらはIT企業(あいてぃーきぎょう)ではよく聞(き)く言葉(ことば)です。 でもこれ、日本語(にほんご)ができてもITを知(し)らないと分(わ)かりません。 ここで大切(たいせつ)なのは自分(じぶん)の日本語(にほんご)が下手(へた)だからと思(おも)わないことです。 これは知識(ちしき)の問題(もんだい)です。 じゃあ皆(みな)さん、わからない言葉(ことば)が出(で)たときどうしますか。 実(じつ)は会議(かいぎ)で一番(いちばん)危険(きけん)なのは、わからないけど流(なが)すことです。 わからないのに、また次(つぎ)の会議(かいぎ)でもわからないまま、 何(なに)がわからなかったか忘(わす)れてしまう。 これが結構(けっこう)危険(きけん)です。 私(わたし)のおすすめは会議(かいぎ)の中(なか)でわからない言葉(ことば)があったとき、 すぐにその場(ば)で聞(き)けない場合(ばあい)は必(かなら)ずメモすること。 そしてメモした言葉(ことば)は会議(かいぎ)の後(あと)に調(しら)べましょう。 そして次回(じかい)同(おな)じような言葉(ことば)が会議(かいぎ)に出(で)てきたら、 この間(あいだ)のこれだとつなげていく。 これで語彙(ごい)がどんどん定着(ていちゃく)していきますよ。 これを繰(く)り返(かえ)すと、会議(かいぎ)の理解度(りかいど)はかなり上(あ)がります。 もし会議室(かいぎしつ)にパソコンを持(も)って行(い)ってもいい職場(しょくば)であれば、 その場(ば)で調(しら)べるのもいいかもしれませんね。 ただ、調(しら)べている間(あいだ)にも話題(わだい)が進(すす)んでいってしまうので、 気(き)をつけてください。
次(つぎ)、会議(かいぎ)が難(むずか)しい理由(りゆう)三(みっ)つ目(め)は、 文脈(ぶんみゃく)や背景(はいけい)がわからないからです。 これはとても大事(だいじ)なポイントです。 日本語(にほんご)は聞(き)き取(と)れるし語彙(ごい)もなんとなくわかってきたんだけど、話(はなし)がつながらない。 こういう場合(ばあい)の原因(げんいん)は 仕事(しごと)の背景(はいけい)や目的(もくてき)が見(み)えていないことが多(おお)いです。 例えば(たとえば)なぜこの会議(かいぎ)をしているのか。 何(なに)を決(き)めたいのか。 どこまで決(き)まっているのか。 これが分(わ)からないと、単語(たんご)が分(わ)かっても意味(いみ)がつながりません。 会議(かいぎ)はその場(ば)の中(なか)で完結(かんけつ)するものではなくて、前後(ぜんご)の流(なが)れの一部(いちぶ)。 だからこそ会議(かいぎ)の前(まえ)にできることがあるんです。 例えば(たとえば)アジェンダを見(み)ておく。 目次(もくじ)今日(きょう)話(はな)される内容(ないよう)を見(み)ておく。 それからそこに書(か)いてあるもの。 例えば(たとえば)資料(しりょう)があったらその資料(しりょう)をしっかり読(よ)んでおく。 その中(なか)に出(で)てくるわからない単語(たんご)を先(さき)にチェックしておくということです。 会議(かいぎ)は準備(じゅんび)で半分(はんぶん)決(き)まると言(い)っても過言(かごん)ではありません。 もし分(わ)からないことがあれば、 上司(じょうし)や先輩(せんぱい)同僚(どうりょう)にあらかじめ聞(き)いておくのもおすすめです。 そしてもう一(ひと)つ大事(だいじ)なことがあります。
初(はじ)めの段階(だんかい)で会議(かいぎ)では無理(むり)に発言(はつげん)しなくてもいいということです。 特(とく)に日本語(にほんご)が苦手(にがて)だと感(かん)じていたり、 どんな業界(ぎょうかい)なのか、まだ分(わ)かっていない場合(ばあい)。 初(はじ)めの頃(ころ)は 聞(き)いたり流(なが)れを掴(つか)んだり、言(い)い回(まわ)しを覚(おぼ)えたり、 これだけでも立派(りっぱ)な参加(さんか)です。 みんながどんな仕事(しごと)をどんな流(なが)れでしているのかというのを理解(りかい)するのが、 まずは重要(じゅうよう)なんですね。 ですから発言(はつげん)ができないからダメということはありません。 会議(かいぎ)は慣(な)れの要素(ようそ)がとても大(おお)きいです。 一言(ひとこと)だけ発言(はつげん)するという目標(もくひょう)を立(た)てる。 そういう方(かた)もいらっしゃいますが、 初(はじ)めからたくさん話(はな)そうとか、 何(なに)も言(い)えなかったから、自分(じぶん)は何(なに)もできなかったとか 思(おも)う必要(ひつよう)はありません。
ここまで聞(き)いてみていかがでしたか。 皆(みな)さんはどこで会議(かいぎ)が難(むずか)しいと感(かん)じていましたか。 日本語(にほんご)の会議(かいぎ)が難(むずか)しいのは、 日本語力(にほんごりょく)が足(た)りないからという理由(りゆう)だけではありません。 スピードの問題(もんだい)や語彙(ごい)の問題(もんだい)、 仕事(しごと)の文脈(ぶんみゃく)の問題(もんだい)、原因(げんいん)はいくつもあります。 ですから対策(たいさく)も一(ひと)つじゃなくていいんです。 全部(ぜんぶ)を完璧(かんぺき)に理解(りかい)しなくても大丈夫(だいじょうぶ)です。 少(すこ)しずつ聞(き)けた、わかったを増(ふ)やしていけば、 会議(かいぎ)は必(かなら)ず楽(らく)になります。
皆(みな)さんの日本(にほん)の仕事(しごと)や会議(かいぎ)での体験(たいけん)があれば、ぜひシェアしてくださいね。
