敬語とタメ口どう使い分ける?中上級者向け日本語 日本文化|日本語ポッドキャストJapanese podcast
レッスンをしていると、時々(ときどき)これは間違(まちが)い?
あえて言(い)っている?と迷(まよ)うことがあります。
それは丁寧体(ていねいたい)です・ますと普通体(ふつうたい)やため口(ぐち)が混(ま)ざってしまうことです。
今日(きょう)は、これらが混(ま)ざるとどうして少(すこ)し違和感(いわかん)があるのか、
自然(しぜん)に聞(き)こえるコツについてもお話(はなし)したいと思(おも)います。
こんにちは、萌(もえ)です。
このチャンネルは、日本語学習者(にほんごがくしゅうしゃ)の方(かた)が、
日本(にほん)の生活(せいかつ)・仕事(しごと)・会話(かいわ)に慣(な)れるためのポッドキャストです。
教科書(きょうかしょ)にはあまり載(の)っていない、日本語(にほんご)や
日本(にほん)生活(せいかつ)についてのいろいろなテーマについてお話(はなし)しています。
今日(きょう)のテーマ、丁寧体(ていねいたい)と普通体(ふつうたい)。
例えば(たとえば)、こんな文(ぶん)。
上司(じょうし)と部下(ぶか)、部下(ぶか)の言葉(ことば)です。
「今日は仕事(しごと)がとても忙(いそが)しかったです。
ですから、すごく疲(つか)れました。」
うん。
これ、とても丁寧(ていねい)ですよね。
これが、
「今日は仕事(しごと)がとても忙(いそが)しかったです。
だから、すごく疲(つか)れました。」
この「だから」、少(すこ)し違和感(いわかん)があります。
これは、ある程度(ていど)距離(きょり)がある部下(ぶか)から話(はな)している内容(ないよう)です。
丁寧(ていねい)な文章(ぶんしょう)で話(はな)していたはずなのに、
「だから」というカジュアルな普通体(ふつうたい)が急(きゅう)に出(で)てきてしまいましたよね。
これが急(きゅう)に入(はい)ると違和感(いわかん)があります。
これ、この後(あと)にもお話(はなし)するんですが、
関係性(かんけいせい)によっても違和感(いわかん)がある・ないは変(か)わってきますので、
こちらは参考程度(さんこうていど)にこの後(あと)のお話(はなし)を聞(き)いてみてください。
じゃあ、私(わたし)が今(いま)違和感(いわかん)があるという点(てん)、どこが違和感(いわかん)があったのでしょうか。
例えば(たとえば)、この「だから、すごく疲(つか)れました」。
丁寧(ていねい)に言(い)うなら、「今日は仕事(しごと)がとても忙(いそが)しかったです。
ですから、すごく疲(つか)れました。」
他(ほか)にも、「すみません。
今日は忙(いそが)しくて参加(さんか)できません。
だから、またお願(ねが)いします。」
これ、また「だから」入(はい)ってしまいますよね。
どうしたらいいと思(おも)いますか。
「ですので」とか、「ですから」を使(つか)いましょう。
「すみません。
今日は忙(いそが)しくて参加(さんか)できません。
ですので、またお願(ねが)いします。」
とかですね。
他(ほか)にも、「今日は忙(いそが)しいから行(い)けません。」
これはどうしたらいいと思(おも)いますか。
「忙(いそが)しいから」より、「忙(いそが)しいですから」「忙(いそが)しいので」を使(つか)うといいですよ。
忙(いそが)しいので行(い)けません。
こんな感(かん)じで、丁寧体(ていねいたい)と普通体(ふつうたい)が少(すこ)し混(ま)ざった時(とき)に
できるだけ丁寧(ていねい)な言葉(ことば)を使(つか)う方法(ほうほう)を、
今日(きょう)は学(まな)んでいきたいと思(おも)います。
他(ほか)にも、よく会話(かいわ)で急(きゅう)に出(で)てくるなぁと思(おも)って気(き)になる言葉(ことば)があるんですが、
それは「でしょ」。
「今日は仕事(しごと)がとても忙(いそが)しかったですね。
ですから、すごく疲(つか)れたでしょ。」
これも「だから」と同(おな)じです。
「でしょ」はカジュアルな普通体(ふつうたい)なので、
丁寧(ていねい)な文章(ぶんしょう)の中(なか)に急(きゅう)に入(はい)ると違和感(いわかん)があります。
「今日は仕事(しごと)がとても忙(いそが)しかったです。
ですから、すごく疲(つか)れましたよね。」
「ですよね」「ますよね」を使(つか)ってみましょう。
「でしょ」はちょっとね、カジュアルになりすぎるので、
ちょっと文体(ぶんたい)が合(あ)いませんね。
例えば(たとえば)、「この料理(りょうり)、おいしいでしょ。」
丁寧(ていねい)にするならどうしますか。
「この料理(りょうり)、おいしいですよね。」
他(ほか)のよくあるパターンとして、「なんとかだし、なんとかだし」という
「し」を使(つか)った文章(ぶんしょう)があります。
「今日は寒(さむ)いし、雨(あめ)だし、最悪(さいあく)です。」とか。
初級(しょきゅう)で、普通形(ふつうけい)に接続(せつぞく)すると勉強(べんきょう)しましたか。
最後(さいご)だけ丁寧体(ていねいたい)にしたらいいと言(い)われたような…、
ですが、この「し」は丁寧体(ていねいたい)にも接続(せつぞく)します。
そしてビジネスやフォーマルな場所(ばしょ)では、
丁寧体(ていねいたい)に接続(せつぞく)する方(ほう)が
もっと丁寧(ていねい)に聞(き)こえるのでおすすめです。
丁寧(ていねい)にすると、「今日は寒(さむ)いですし、雨(あめ)ですし、最悪(さいあく)です。」
ま、「最悪(さいあく)」という言葉(ことば)がね、少(すこ)し丁寧(ていねい)ではないですが、
はい、このように丁寧体(ていねいたい)をつなげることができます。
これらはカジュアルな会話(かいわ)で、親(した)しい関係(かんけい)であれば、
あまり違和感(いわかん)はありません。
ですが、普段(ふだん)から丁寧(ていねい)な言葉(ことば)を使(つか)って気(き)をつけて話(はな)している人(ひと)が
急(きゅう)に普通形(ふつうけい)を混(ま)ぜてしまうと、
これはどういう意味(いみ)なんだろう、距離(きょり)を私(わたし)と近(ちか)くしたいのかな、と思(おも)ってしまいます。
これ、間違(まちが)って使(つか)っているのかな、というのも分(わ)からないことがあります。
使(つか)い分(わ)けのコツとしては、
丁寧(ていねい)に話(はな)したいのなら、接続(せつぞく)も丁寧(ていねい)にしましょう。
「だから」は「ですので」とか「ですから」
それから「でしょ」は「ですよね」
「なんとかだしなんとかだし」は
「ですし」「ますし」を使(つか)います。
逆(ぎゃく)に、カジュアルで友達(ともだち)との会話(かいわ)のようにしたいのであれば、
忙(いそが)しかった、だから行(い)けなかった、
おいしいでしょ、
寒(さむ)いし雨(あめ)だし、最悪(さいあく)、のように、
すべてをカジュアルにすると違和感(いわかん)がありません。
忙(いそが)しかったんです。
だから行(い)けなかった。
おいしいでしょ。
寒(さむ)いし雨(あめ)ですし、最悪(さいあく)。
少(すこ)し混(ま)ざってしまうと、どうしても違和感(いわかん)が出(で)てしまいます。
ただ、ここでポイントがあります。
敬語(けいご)と普通体(ふつうたい)を混(ま)ぜるという、レベルの高(たか)いテクニックもあるんです。
これが日本語(にほんご)の難(むずか)しいところ。
例えば(たとえば)、私(わたし)が今日(きょう)話(はな)しているのは基本的(きほんてき)に丁寧体(ていねいたい)です。
でも、ほら、この「でも」とか。時々(ときどき)普通体(ふつうたい)も入(はい)っているんです。
日常会話(にちじょうかいわ)でも、相手(あいて)との関係(かんけい)を近(ちか)づけるために、
丁寧体(ていねいたい)と普通体(ふつうたい)を混(ま)ぜることがあるんです。
完全(かんぜん)にフォーマルだと距離(きょり)が遠(とお)すぎる。
カジュアルすぎると、初(はじ)めて会(あ)った人(ひと)の家(いえ)に勝手(かって)に上(あ)がってソファーでくつろぐぐらいの変(へん)な距離感(きょりかん)。
この調整(ちょうせい)は人(ひと)によって感覚(かんかく)が違(ちが)うので、すごく難(むずか)しいです。
丁寧体(ていねいたい)と
普通体(ふつうたい)・
混(ま)ざっている会話(かいわ)、
皆(みな)さんが聞(き)きやすいのはどれでしょうか。
皆(みな)さんは、オフィシャルな場所(ばしょ)、カジュアルな場所(ばしょ)の話(はな)し方(かた)、使(つか)い分(わ)け、意識(いしき)していますか。
難(むずか)しいと思(おも)いますか。
もし、うまくいった経験(けいけん)や失敗(しっぱい)した経験(けいけん)があれば、シェアしてくださいね。
